気が狂っているとしか思えない気温の日本ですが、
それでも刻々と仕込みの刻(トキ)は近づいてきます—-
当蔵でも、そろそろ米洗い。初蒸し—–
そして酒母の麹造り、酒母造り—-
と、だんだんと仕込みの段取りが進んで参ります。
そんな中、NEXT5の
Autumn “live” Collection「Echo」。
10/7(日・三連休の中日」
@JAMHOUSE(秋田市)
18:30開場
19:00開演
22:00終演
—–の続報!!
チラシも刷り上がり、そして、イープラスのチケット予約も可能になっております。
ここをクリック!!
満員が予想されますので、ぜひお早めにご予約/購入をお願い致します~。
前売り2000円です!
(なお当日券は2500円です。また、酒はテイスティング制限はありません。
フードは別売りです)
さて、今回は、蔵元DJ/ミュージシャンたちのご紹介を。
まずは、先陣の
DJ Koeichin (a.k.a Ippaku-Suisei)
「一白水成」の蔵元、渡邉康衛氏の初ステージとなりますが。
なんと、康衛氏の従兄弟は、なんと秋田では有名なDJなのでした!
しかも父は、現役・五城目町長! (現在、二期目)
期待のステージは—–?
蔵元の従兄弟のDJプレイに合わせ、
蔵元の父が独自のフロウを利かせつつ、三期目を狙っての選挙演説という、蔵元本人不在のステージが見物です(嘘)。
ともかく才能のるつぼたる、秋田名家・渡邉一族350年の血が織りなす、興味津々のステージと言えるでしょう。
初っぱなを飾っていただきます~。開演から必見!!
UKB50 (aka. Yukino-Bijin)
名前の由来を言うと本人が怒るので割愛しますので、想像におまかせします。
50人でDJしたりはしません。会場の定員の都合で。
さて、小林氏のステージ。
私的にはチック・コリアみたいな趣味のよい、まさに「ゆきの美人」を傾けながら
しっくりと聴くにふさわしいコンテンポラリージャズで来るのだろうと思っていました。
しかし、昨日の小林氏の発言——
「俺はジャズやらないよ」
えっ? と大方の予想を覆す余裕たっぷりの展開です。
教養高い小林氏の無数の引き出しの中から、
今回は予期しないジャンルが選ばれそうな期待大のステージです。
DJ Yamayu with Belly Dancer tae (a.k.a. Aramasa)
私の妻は、舞踊家で中近東の民族音楽である「ベリーダンス」のインストラクターです。
なので、今回は、ちょっと踊っていただこうかと思い立ちまして、協力してもらうことに
相成りました!
私は、好きな民族音楽などをかけながら、後半はアラブの楽曲に移行。
妻にベリーダンスを披露してもらいます。
ちなみに、私はアラブの太鼓(ダラブッカ)を微妙にたしなみますので、生演奏もやりたいなと
思っています。乞うご期待。
DJ Yamamo-DO (a.k.a Shirakaki)
DJ やまも「ど」。
今年も酒造業界を、黒とか青色とかの、想像を絶した酒軍団で震え上がらせた、山本友文氏。
しかし、彼の率いる「白瀑」は、想定外に爆発する黒いにごり酒のようなものばかり
ではありません。
自家田・無農薬栽培米仕込みなどの、ごくごく真面目な面もあります。
そもそも、彼の大学の専攻は、なぜか機械工学—-。
まったく人間・山本とは、とらえどころのない、ミステリーの宝庫であります。
昨年の音楽イベント「酒音」のステージでは、アメリカ在住経験&音楽プロデューサーという職歴を活かした、アメリカンロックメドレーで場を盛り上げてくれましたが、今回はいったいどう来るのか?
これも期待大!
DJ Kriba & Kameyama Band (a.k.a Harukasumi)
ここで断っておきますが、「春霞」と書いて、「はるかすみ」。
「はるがすみ」ではありません! NEXT5参加蔵の諸君も、あまり間違えないように
してください。
さて、次回共同醸造酒ホスト蔵である「春霞」。その蔵元、栗林直章氏は、
筋金入のブルーグラスバンドのバンジョー弾きであります。
プロの演奏家として、東北の音楽祭等ではしょっちゅう活躍しています。
ということで、今回のライブコレクション「Echo」の目玉は、彼のDJタイムならびに、
彼の率いる新楽団「亀山バンド」のお披露目でございます。
亀山バンドとは、なにも「シャープ頑張れ」という意味ではなく(実に頑張って
ほしいものですが)、亀山精司という、かつて秋田を代表した名杜氏の名から取られたものです。
亀山杜氏は2009年、醸造期間中に逝去。
その意思を継ぐようにして、蔵元・栗林氏は、造りの総指揮を執るようになりました。
亀山氏の頑固一徹な、そして独特な手法の酒造りは、いまだに我々の中で、
崇拝の対象であります。
さて話は変わりますが、
昨年「春霞」の蔵から、秋田県醸造試験場の手によって、「蔵付き酵母」が採取されました。
秋田県の事業で、秋田の各蔵の壁や梁、また古い遺物から、酵母を採取しようという
プロジェクトがあったのです。
一般的には、埃やゴミなんかに、酵母が入り混じって生きているので、これを採取して、
培養し、発酵実験をし、酒造りに使用できるか見るのです。
そして、「春霞」からは、見事、醸造に足る酵母が採取できたのでした!!
故・亀山杜氏に敬意を表し、栗林氏はこの酵母を「亀山酵母」、自分のバンドを
「亀山バンド」と名付けたのでした。
このライブコレクションにて「亀山バンド」がデヴュー。
そして、共同醸造酒は「亀山酵母」で醸される事に決定しています。
これから年末まで、「春霞」旋風が吹き荒れることでしょう!!!
乞うご期待!
そして、今回、ライブコレクションの運営をサポートしていただく、
建築家/音楽家の木川さん率いるジャズバンド「Kickers」にも演奏をして
いただきます。
酒と音楽の素晴らしい一夜になるでしょう!!
会場でお待ちしております。